1.ニコニコ技術部・初音ミクについて
Q1.ニコニコ技術部ってなんですか?
動画投稿サイト、ニコニコ動画にアップロードをされた、何かを「作ってみた」動画につけられるタグのことです。ニコニコ技術部は、それらの動画をアップロードする人たちの集まりでもあります。ニコニコ技術部では、動画のアップロード、まとめWikiやIRC(チャット)上における部員同士のコミュニケーション・情報交換だけでなく、現実世界でも毎月のように各地で勉強会を開催し、各々の成果を披露しています。また、技術部員がアップロードした動画には、しばしば「才能の無駄遣い」や「技術の無駄遣い」といったコメントやタグがつけられます。これは技術部員がつくるものの多くが、その人の才能や技術を最大限に生かしながらも、決して世の中の役に立つものではないからです。しかし、技術部員は自己の欲求を満たすために、そして人々にニコニコしてもらうために、日々開発に勤しんでいます。
Q2.ニコニコ技術部の始まりは?
ニコニコ技術部の始まりは一般に、『初音ミク(はちゅねミク)のねぎ回しを実際に作ってみた(http://www.nicovideo.jp/watch/sm1122467)』という動画であると言われています。初音ミク(はちゅねミク)については、次に説明します。
Q2-1.初音ミク、はちゅねミクってなに?
初音ミクとは、2007年8月31日にクリプトン・フューチャー・メディアが発売した、音声合成による歌唱ソフトウェアのことを言います。初音ミクは、「コンピュータに歌わせる」という斬新なアイデアと、かわいらしいキャラクターから、大人気を博しました。初音ミクは、キャラクターの性格などをユーザーが考え、ユーザーの思い通りに作られていくスタンスが取られたために、多くの派生キャラクターが登場しました。その一つが、発売の約1ヵ月後からわずか4日後にアップロードされた、『VOCALOID2 初音ミクに「Ievan Polkka」を歌わせてみた(http://www.nicovideo.jp/watch/sm982882)』に登場する、初音ミクの2頭身版、はちゅねミクです。
→ここに初音ミク、はちゅねミクの画像を入れる?
Q2-2.はちゅねミクはなぜネギを振っているの?
現在、ニコニコ動画でネギを振るキャラクターと言えば、まず挙がるのははちゅねミクですが、実はネギを振る(回す)キャラクターははちゅねミク以前にも存在しました。それは、2004年にインターネット上で公開された、フィンランドの「Loituma」というグループの「Ievan Polka」という歌に合わせて、アニメキャラがネギを回すフラッシュアニメです。はちゅねミクがネギを振っているのは、このフラッシュアニメーション作品に対するオマージュと、とぼけたキャラクターがネギを振っている仕草が非常に愛らしいためです。
→ネギを振るはちゅね画像?
ニコニコ技術部始まりの動画をアップロードした作者は、きっとこう思ったのでしょう。「この健気にネギを振る少女を、実体化したらどれだけおもしろいのだろうか!?」 この精神は、ニコニコ技術部の原動力でもあります。
2.たこルカについて
Q3.たこルカってなんですか?
たこルカについて説明するには、まず、巡音ルカというキャラクターについて説明しなければなりません。巡音ルカは、初音ミクから続く、音声合成・歌唱ソフトシリーズの第3弾で、西洋風の女性がキャラクターになっています。初音ミクは、ネギ振り動画の影響から、彼女の「持ち物」としてネギが割り当てられました。巡音ルカは、そのピンク色の髪の毛と、異邦人的ないでたちから、赤くて、不思議な生態をしている、「たこルカ」というキャラクターが考えられました。
→ルカからたこルカへの遷移図
Q4.その発想はなかった祭
2009年7月に、ニコニコ技術部における初のニコニコ動画上イベント、「第一回 その発想はなかった祭」が行われました。このイベントはその名のとおり、動画の視聴者が思わず、「その発想はなかった!」と言ってくれるような作品を製作し、動画をアップロードするイベントです。この第一回のテーマが、「たこルカグッズの製作」でした。技術部とたこルカにはこんな関係があります。
→第一回その発想はなかった祭のサムネをいくつか。
3.あの楽器について
Q5.あの楽器ってどの楽器ですか?
「あの楽器」は、2008年12月8日に公開された、初音ミクが歌う、"innocence"の3DPV『【初音ミク】Innocence【3DPV】(http://www.nicovideo.jp/watch/sm5480792)』に登場する、初音ミクが演奏しているタッチパネル式の電子楽器のことです。
→tripshots氏のあの楽器イラスト?
「あの楽器」は、その先進的なデザインのかっこよさと、タッチパネルという新しい楽器システムから、同年12月24日にニコニコ技術部に向けて、『初音ミク】 ニコニコ技術部へのお願い・これ作って! 【謎の楽器】(http://www.nicovideo.jp/watch/sm5647118)』という動画が公開され、ニコニコ技術部上での開発が始まりました。 動画のアップロード者は、携帯ゲーム機やiPhone、Javaベースなどで製作を行い、同年中にはすでに、さまざまな動画がアップロードされていました。09年に入ると、いよいよ実物大のモデルが作られ始め、現在でもさまざまな案での開発が進んでいます。
→あの楽器動画サムネ →実物大あの楽器画像をいくつか
4.somesatについて
Q6.SOMESATとは?
SOMESATとは、ニコニコ技術部で人工衛星を打ち上げて、大気圏外で何か面白いことをしようというプロジェクトです。HAXAプロジェクトの始まりは、ニコニコ技術部員で作家の野尻抱介氏(以下尻P)が、「JAXAのH-ⅡAロケットの相乗り衛星を、ニコニコ技術部で開発したら面白いのではないか」という旨の発言をしたことにさかのぼります。この発言を聞いた、同じく技術部員でエンジニアの超電磁P氏が、モデルロケットに積んだはちゅねミクに無重力化でネギを振らせる、「HAXA(はちゅね宇宙航空研究開発機構)」プロジェクトを立ち上げ、実際に無重力化でのネギ振りに成功しています。
→無重力ネギ振りの画像?
SOMESATプロジェクトは、HAXAプロジェクトの大気圏内での実験を超えて、本当に大気圏外に衛星を打ち上げるにはどうしたらいいかについて、技術面だけでなく、法制面や金銭面からも考察するために立ち上げられたプロジェクトで、9月19日にはアメリカのブラックロック砂漠にて打ち上げ実験が行われるなど、実際の打ち上げに向けて、着々とプロジェクトを進行しています。
・ニコニコ技術部ミーティングについて
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・キーワード「才能の無駄遣い」「技術の無駄遣い」
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